TOP近況現状報告、その2


現状報告、その2
ショックで受けた精神状態は少しだけ回復しているように思う。食事も睡眠時間も少しずつだが戻ってきた。死を迎える前からあった悪夢に近い物で目が覚めてしまう、眠りが浅いのは続いている。

遺品整理はまだまだ続くが、ひととおり母の部屋を何もない、綺麗な状態に片付けた。体力の衰えからか、ここ数年は掃除もままならなかったためかモノとホコリで溢れていた。片付けの最中は弟と二人で懐かしんだり後悔したりを繰り返しながら。もっと早い時期に整理や掃除を手伝ってあげるべきだった、と。

掃除の最中に母がマジックペンで書いた手書きの短冊を見つけた。
「首筋と右腕を治すぞ」
いつかの私の頚椎の故障、右腕が上がらなくなった事が治るように祈ってくれていたようだ。これら母の思い出の品は後で弟と分配する。自分がダメになりそうな時には見て反省、踏ん張りたい。


今日は弟が手続きに。私は着替えや他の準備で一時帰宅。先日の一時帰宅時もそうだったが、部屋に戻り一人になると途端に涙が溢れて零れ落ちる。弟と一緒の時は強がりもあって抑えられているだけだからなのだろう。だが、明日には火葬、母は部屋に帰ってくる。泣いている暇はないはずなんだ。

そして、まだしばらくは弟を一人にしてはおけない。もう少し片付き落ち着くまでは。そしてその後は自分自身の部屋を片付けたいと思う。不要なモノが多過ぎる。ゴミではないがモノで溢れかえった部屋を何とかしなければ。きっと母が見たらあまりの散らかりように怒っただろうな。これを機に、この乱れた生活を改めていく。ゲームや遊び、気分転換の要素は必要だが、暫くの間は一切の自分自身への甘えを断ち切りたい。成すべき事に専念する。

母は色々な事を教えてくれた。兄弟揃って良い歳になり、親に教えて貰う事などもう残っていないと思っていたが、ここに来て自分たちが知った気になって教えを請う事を止めていた、まだまだ知らない事ばかりだという事を気付かされた。だから慌てふためいて、これまでしてきた親不孝に悲しみも一層深まってしまった。これまで知らず知らずのうちに頼り切っていたのだろう。そして最後に教えてくれたのは、母自身の死因で自分たちへの警告、自身の死への前もっての準備の必要性、なのかもしれない。いわゆる”終活”も含まれているのだろう。

母子家庭、複雑な家庭環境、希薄な親戚付き合い、貧困、私の”食えない”職業の選択。母には迷惑や心配をたくさん掛けてきた。ここ数年で私自身の収入も安定し、これからはもっと楽をさせてあげよう、親孝行をしたい、という夢は叶わず終わってしまった。

これからの現実問題として、墓を立ててあげる事が一番の困難。母の故郷、遠く離れた新潟の祖母の墓に一緒に入れてあげたいが、それも難しい。ならば一生、一緒にいてあげたいと思っている。自分達が死んだ時は、その時には周囲に迷惑を掛けるかもしれないが。今は考えたくない、いや、考えなくてはならないのだが。

前エントリーとダブってしまう内容だが、今後は残された兄弟二人で支え合って生きていく。弟は別居しているので毎日会う事は出来ないが出来る限りの努力をしたい。自分たち兄弟はこれまでどんな後悔をしても、すぐに怠惰な生活になってしまう事を繰り返してきた。だが、もう叱ってくれる母はいない。それに終止符を打ちたい。


明日、母を連れ帰り部屋に戻ったなら、
「おかえりなさい、今まで本当にありがとう、これからも俺たちを見守っていてね」
そう言ってあげたい。


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カテゴリ:近況
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